(トレーダー向け)介入直前、介入直後、介入後の動きについて考える
為替介入前後のドル円相場の動きの特徴
為替介入前
- 極端な円安、もしくは円高
- 介入がちらつくため、上値が重いか、なかなか下向かない
- いざ上拔けか下抜けすると、「介入が入ったのでは」と一瞬思いがち
- 介入が入らなくても、上拔け/下抜け直後は反動が起る
- 市場において警戒心が強くあるため、取引量が減り、スプレッドが広がりやすい
為替介入後
- スプレッド幅が広がる
- 数円単位で価格変動が起る
- しばらくの間は介入前のレートに戻らない→スキャルパーにとってはかなりキツイ
介入直前(介入が危険視されるとき)
- 要人発言はいつもより警戒モードで
- チャートから目を離す場合、指値決済の有効活用で「万が一」に備える
- ポジションをなるべく持たない、すぐ決済するように心がける
- スキャルピングができる場合、スキャルピングを行う
- チャートの急騰、急降下には乗らない
- ある程度介入の入る価格帯を予想し、その価格帯で得するようにポジションを持つのもアリ。ただし指値決済は必須
- 介入後の値動きについてある程度予想をつけておく
介入直後の動き
- 介入で儲かっても損失を出してもすぐ決済(スイングトレードは別)
- スプレッド幅が広がっているので、スキャルパーは要注意
介入後の動き
- 価格変動が落ち着いたら介入後に応じた動きを行う。円安から円高方向へ介入があったものの、値段が戻りそう、効果がないようであればポジションの買い増しなど。